こんにちは!ノリコです。
私のブログで外国人技能実習生が必ず受験しなければいけない技能検定試験について、いつのタイミングで、どこに申し込めがよいか?試験の受験日までの段取りと、不合格の場合はどうなるか?をご紹介させていただきました。詳しくは、こちらのリンクを先にご参照ください。
今回は内容を掘り下げて、外国人技能実習生が受験する技能検定試験の基礎級と、随時3級の試験について詳しくご説明させていただきたいと思います。
技能実習生の技能検定試験基礎級と随時3級の内容とは
まず、外国人技能実習生が受験するレベルの説明からさせていただくと、
基礎級⇒随時3級⇒随時2級 (右に行くほど、難易度が高くなります。)
基礎級・・・入国1年目に受験する試験。(学科・実技の両方受験必須)
随時3級・・・2号の帰国3か月前までに受験する試験。入国1年目に受験しても可(実技のみでOK、学科は任意)
随時2級・・・3号(5年目)の帰国3か月前までに受験する試験。(実技のみで可)
筆記試験20問(合格点が12点)、実技試験。どちらも合格ラインは60%以上。
筆記試験の内容は、職種ごとに違います。
※中央職能会が公開している過去問のサイトをご紹介いたしますので、そちらのサイトからどのような内容の問題が出題されるか提示していますので、ご参考にしてください。(下記参考リンク:中央職業能力開発協会)
基礎級と、随時3級の学科試験内容が公開されています。
【学科試験】⇒外国人技能実習生技能検定試験学科問題公開サイト
【実技試験】⇒外国人技能実習生技能検定実技試験問題公開サイト
また下記の職種は楽天ブックスでも問題集を購入できます。 価格 2,200円
(婦人子供服製造/紳士服製造/帆布製品製造/プラスチック成形/ハム・ソーセージ・ベーコン製造/水産練り製品製造/工業包装)
楽天ブックス公式ホームページ 「基礎2級技能検定試験問題集諸工業関係」
どのレベルに関しても受験は必須になります。
例えば、実習生が3号に移行しないので、随時3級受験しなくていい?と、質問が多いのですが、移行するしないに関わらず受験は必須です!
技能実習生の技能検定実技試験のお勧めポイント
私は、外国人技能実習生の監理団体の職員で、自分が担当している実習生の職種の技能検定試験の実技問題について、
「実技試験で使用する工具等は、どこで購入すればよい?」
「試験用のキット等があればどこで注文できるか教えてほしい」
「試験で使用する工具は、どの程度の物を用意すればよいか?」
上記の様な質問を企業からよく受けます。私自身が苦戦したので、調べてお役に立てそうな情報を記載しています。
・外国人技能検定試験の工業包装試験に関して、どんなヒートシーラ(ハンドシーラー)を使用すればよいか?
⇒お菓子の袋等を止める家庭用のクリップタイプのものは、お勧めできません。やけどの心配は少ないですが、その分、熱も弱いので、圧着するのに何度も挟まないといけないので、時間がかかります。随時3級の試験でも使用するので、できれば下記のような業務用で使用する物をお勧めしています。
・外国人技能検定試験の電子機器組立ての試験用の材料は、どこで購入できるか?
⇒「モノ蔵」で外国人技能実習生技能検定試験専用のキットが販売されています(右記参考リンク)外国人技能実習生向け技能検定試験用
・プラスチック成形、婦人子供服製造、紳士服製造、布はく縫製、金型プレスに関しては、材料に関してはどうすればよい?
⇒「愛知県職能会」のサイトの注文書で材料の注文や、金型を借りることが可能です(右記参考リンク)【愛知県職能会】外国人技能実習生対象試験材料注文書
それ以外の職種に関して、私も知らないものがありますが、たいていインターネットで検索すれば注文は、できました。どうしても分からない場合は、最寄の職業能力開発協会に問合せをして聞きました。(人によって、詳しい人とそうでない人のばらつきはありますが・・・)
ヒートシーラ以外は下記で大抵の物が購入できます
外国人技能実習生検定試験の検定員がみつからない場合
外国人技能実習生が基礎級や随時3級、随時2級の技能検定試験を受験するにあたり、受験する地域の職業能力開発協会から実技試験の審査にあたり、検定員として試験現場に来られるのですが、地域差があり、比較的、受験する実習生の人数が少ない企業(2~3人)の場合は、職能会の職員で賄えないのか、企業に選出してもらった検定員の方に審査をお任せしたり、逆に受験する技能実習生の人数の多い企業(10名以上で2名の検定員を選出)は、検定員の選出が必須となります。ただ、この検定員の選出について要件が厳しいので、なかなか選出するのに、どの企業も頭を悩ましています。
【外国人技能実習生技能検定試験基礎級の選任基準】
上記の様に、要件を満たす方を平日の技能検定試験に自社以外でお願いするになると、仕入れ先企業等に限られますが、仕事を休んで技能検定試験にきていただかないといけないので、企業としては非常に頼み辛いですよね。よくご相談を受けるのが、「技能検定員が見つからない場合はどうしたらいいですか?」と、いう質問を多々受けることがあります。
私も分からないうちは、職能会に電話して相談したりしましたが、正直、職能会は関与してくれません。(泣)
私がいろいろ調べた結果、厚生労働省がやっている「ものづくりマイスター」の条件検索で調べてみたら、条件に合う方が抽出されます!その方が検定員として受ける・受けないは別として、その方にコンタクトをとってみる価値はあります。その方がダメだったとしても、横のつながりで外国人技能実習生の技能検定試験の検定員として協力してくれる方を紹介してくれるかもしれません!
下記、参考リンク:ものづくりマイスター↓
いかがでしたでしょうか?外国人技能実習生の検定試験の過去問や基礎級や随時3級に関しての情報は、少しはお役に立てたでしょうか?
今後も外国人技能実習生のための技能検定試験に関する情報を随時更新していきます!